
ニキビ跡(痕)とは?種類・原因・対処法を解説
ニキビ跡(痕)の種類は?ニキビは治っても、跡(痕)が残ると気になりますよね。特に、赤みや色素沈着、クレーター状の凸凹が長引くと、見た目だけでなく気分にも影響を及ぼします。ここでは、ニキビ跡の種類や原因、適切な対処法について詳しく解説します。
目次
ニキビ跡(痕)とは
ニキビ跡(痕)は、ニキビが治った後に残る肌の変化のことです。炎症が強かったり、長引いたりすると、肌の組織が正常に再生されず、色素沈着やクレーターのような跡が残ります。
自己流のスキンケアや誤った処置をすると、さらに悪化する可能性があるため、適切な対処が必要です。
ニキビ跡(痕)ができる原因
ニキビ跡は、強い炎症や長引くニキビが原因で発生します。主な要因は以下のとおりです。
炎症の悪化
ニキビの炎症が強くなると、皮膚組織が深くまで破壊され、正常な再生が難しくなります。炎症が収まった後も、傷跡のように残り、なかなか消えないニキビ跡へとつながります。特に、化膿したニキビや膿がたまった状態を放置すると、皮膚のダメージが深刻化しやすくなります。
メラニンの増加
肌は炎症を受けると、外部の刺激から守るためにメラニンを生成します。このメラニンが過剰に作られることで、シミのような色素沈着が起こります。特に紫外線を浴びることでメラニンがさらに活性化され、茶色いニキビ跡が濃くなることがあります。
誤ったスキンケア
洗顔のしすぎや、刺激の強いスキンケア用品の使用は、肌のバリア機能を低下させる原因になります。肌の保護機能が低下すると、炎症が長引き、ニキビ跡ができやすくなります。また、クレンジングやピーリングを過剰に行うと、肌のターンオーバーが乱れ、ダメージが回復しにくくなります。
自己処理の失敗
ニキビを無理に潰すと、炎症が広がり、さらに深い傷を作る原因になります。特に爪や指で潰すと、雑菌が入り込み、化膿が悪化しやすくなります。正しい方法で処置を行わないと、皮膚の深層までダメージを与え、クレーター状のニキビ跡が残る可能性が高まります。
ニキビ跡(痕)の種類
ニキビ跡には大きく分けて「赤み」「色素沈着」「凸凹(クレーター)」の3種類があります。
赤み
ニキビの炎症が治まった後も、皮膚の毛細血管が拡張した状態が続くと、赤みが残ることがあります。特に炎症が強かったニキビに多く見られ、時間が経つにつれて薄くなっていくのが特徴です。しかし、肌のターンオーバーが乱れていたり、刺激を受け続けていたりすると、長引くこともあります。
色素沈着
ニキビの炎症が長引くと、肌が外部刺激から自らを守るためにメラニン色素を過剰に生成することがあります。その結果、茶色や黒っぽいシミのような跡が残る状態が色素沈着です。時間とともに徐々に薄くなることもありますが、紫外線を浴びることでさらに濃くなることがあるため、適切なケアが必要です。
色素沈着が起こる原因として、炎症の慢性化、紫外線の影響、ターンオーバーの遅れなどが挙げられます。
凸凹(クレーター状のニキビ跡)
ニキビの炎症が皮膚の深い部分まで及び、組織が破壊されると、肌の再生がスムーズに行われずにクレーター状の凹凸が残ることがあります。萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)とも呼ばれ、肌の表面が陥没し、均一な質感が失われる状態です。
肌の奥深くの真皮層までダメージが及んでいるため、自然治癒が難しく、通常のスキンケアでは改善が期待できません。誤ったニキビの潰し方をした場合や、炎症が長期間続いた場合に発生しやすく、跡が長く残る傾向があります。
ニキビ跡(痕)の対処法
ニキビ跡(痕)の対処法について詳しく見ていきましょう。
スキンケアの見直し
適切なスキンケアを行うことで、肌のバリア機能を高め、外部刺激による悪化を防ぐことができます。間違ったケアを続けてしまうと、赤みが長引いたり、色素沈着が濃くなったり、クレーター状のニキビ跡が目立つ原因となるため、できるだけ肌に負担をかけない方法を意識することが大切です。
まず、洗顔は肌にやさしい方法で行うことが基本です。ニキビ跡がある肌はデリケートな状態のため、摩擦したり強い洗浄力の洗顔料を使用したりすると、肌のバリア機能が低下し、回復が遅れる可能性があります。
低刺激の洗顔料を選び、たっぷりの泡で優しく洗うことが大切です。手でゴシゴシとこすったり、毛穴の汚れを落とそうとして力を入れて洗うと、肌の炎症を悪化させる原因になるため注意が必要です。また、ぬるま湯で洗い流すことで、皮脂の過剰な除去を防ぎ、肌の潤いを保つことができます。
洗顔後の保湿も欠かせません。肌の水分が不足すると、乾燥によってターンオーバーが乱れ、ニキビ跡の改善が遅くなることがあります。特に、乾燥すると肌が刺激を受けやすくなり、赤みや色素沈着が悪化するリスクが高まります。化粧水や乳液、クリームを使用し、しっかりと水分と油分を補給することで、肌のバリア機能を強化し、外部刺激から守ることができます。
皮膚科での治療
皮膚科では、ニキビ跡の種類や肌の状態に応じて、さまざまな治療方法を受けることができます。
赤みや色素沈着には塗り薬や飲み薬を用いた内外治療が有効で、ビタミンC誘導体やハイドロキノンを含む美白成分を活用することで、肌のターンオーバーを促進し、色素沈着を薄くしていく効果が期待できます。
肌の新陳代謝を高める治療として、ピーリングも一般的に行われています。ピーリングは、古い角質を取り除くことで肌の生まれ変わりをサポートし、ニキビ跡を目立たなくする効果が期待できます。
より深いクレーター状のニキビ跡には、レーザー治療が推奨されています。レーザー治療は、皮膚の奥深くに作用し、コラーゲンの生成を促進することで、肌の凹凸を徐々に改善していく治療法です。
近年注目されている美容施術として「ポテンツァ」という新しい治療法もあります。ポテンツァは、高周波エネルギー(RF)とマイクロニードリング技術を組み合わせた治療法です。
細かい針で微細な穴を肌に開け、そこへ高周波エネルギーを照射することで、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化させ、肌のハリや弾力を向上させます。ニキビ跡の軽減だけでなく、シワやたるみの改善、肌のトーンアップや質感の向上、毛穴の引き締めなど、幅広い肌悩みにアプローチできます。
生活習慣の改善
食事、睡眠、ストレス管理といった日々の生活の質が、肌のターンオーバーやコラーゲンの生成に影響を与えるため、ニキビ跡を改善するためには生活習慣の見直しが不可欠です。
まず、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。肌の回復を促進する栄養素として、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンなどが挙げられます。ビタミンCはメラニンの生成を抑え、色素沈着を防ぐ効果があるため、ニキビ跡がシミになりにくくなります。柑橘類、キウイ、ピーマンなどに多く含まれています。
また、ビタミンEは抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎながらターンオーバーを正常化する働きがあります。ナッツ類やアボカドなどに豊富に含まれています。
次に、質の良い睡眠を確保することも肌の再生には欠かせません。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、細胞の修復やコラーゲンの生成が活発になります。
夜更かしを避け、毎日同じ時間に就寝する習慣をつけることで、睡眠の質を向上させることができます。
まとめ
ニキビ跡(痕)は、適切なケアと治療で改善が可能です。赤み、色素沈着、凸凹のいずれのタイプも、早めに対処することで悪化を防ぐことができます。
ニキビ跡が気になる場合は、皮膚科の専門医に相談するのがおすすめです。リハダクリニックのポテンツァ(POTENZA)なら、短いダウンタイムで高い美肌効果が期待できます。
肌の奥まで有効成分を均一に浸透させるため、より効果的な治療が可能です。悩みに適した治療プランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
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